夏の試合あれこれ①

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カツオ、最近練習のペースを落としている。

そして最近試合にも出ていないって事で特に書く事もないので夏の試合を書き留めていたものをいくつか清書して書いていこうと思う。

今日は夏のとある大会の1戦。

カツオにとってこれはとても思い出深いものとなった事だろう。 

 

 

カツオにはどーーしても勝てない相手がいる。

勝てない相手なんて山ほどいるんだけれど、そうではなくて何回も何回も試合をするけれど勝てない相手。

なぜか、毎回いいところまで勝ち上がるとこの子が待ち構えていてケチョンケチョンにやられカツオが目標とするとこまで行かせてもらえない。

いわば壁だ。

毎回毎回、今度こそはと意気込んで挑むが木っ端微塵に砕け散る。

もう5、6回位試合をしているかな〜。

 

歳は1つ上、カツオの苦手なミスの少ないラリー戦を得意とするタイプの子。

昨年その子がカテゴリアップしてしまい1年半対戦する機会はなかった。

最後に対戦したのは昨年の春頃。

 

その時もクッチャクチャに負けて、ゲームを1つ取る事すら至難の技だった。

相手の土俵(ラリー戦)で戦うにはあまりにも分が悪すぎるし、攻める自分のテニスをしても攻撃の精度が低くミスが量産されるだけ。打つ手はなかったのだ。

 

この夏、1年半ぶりに対戦することとなった。

コーチは「そろそろ勝とうぜ!まあ簡単な事ではないけどなー。」ってカツオに言った。

カツオはこの言葉にムッとした(笑)

コーチ何を言ってるの?

簡単な事じゃない?

俺がまた負けると思ってるのかな?

俺は負ける気がしないよ。

絶対に勝つよ。

コーチがいないところでカツオは私にそう言った。 

カツオの考える作戦はこうだ。

「今までは攻めても拾われたりミスしたりだったけど、攻めて決めきればいいんだよ。」

 

これはカツオのお友達のお母さんから言われた言葉でもある。

決めきれる攻撃力があれば繋いでくる子が相手でも怖くない。

この言葉を貰ってからカツオはよくこの言葉を口にするようになった。

”決めきればいいんだ”と。

簡単なようでとても難しい。

 

 

「どうしよ。ワクワクする。」という言葉を残しコートに入っていった。

1ゲーム目、相手のコースコースへの上手な配球にカツオはコート内をてんてこ舞いに駆け回る。

あっさりと1ゲーム目を落とす。

いつものパターン。

 

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その後また1ゲーム取られて0−2

今回もダンゴで終わるのだろうか。

そこから1ゲーム返して1−2とするとそこからはしばしシーソーゲーム。

 

シーソーゲームになることすらなかったこれまでを考えると大きな成長だ。

 

この試合は6ゲームマッチではなく少し長めの試合方式。

シーソーゲームの均衡を破ったのは意外にもカツオだった。

いつもミスの少ないその子が崩れ出す。

初めてみるその子のミスを連発する姿に少し驚いた。

 

カツオは攻めるテニスができていたのだろうか。

それさえも私は覚えていない。

ただただゲームカウントだけを追っていたから。

親バカか丸出しだけど「勝たせてあげたい」って思いしかなかった。

練習に打ち込んできた事が報われる日が今日であって欲しい。

この日はいつも色々教えて頂きお世話になっている方が一緒に試合を見てくれていた。

試合後、攻めるテニスができていたって言ってもらい初めてカツオは自分のテニスをしていたんだなって知った。

 

試合結果はカツオの勝ちだった。

 

後半はカツオのペースで試合が進み最後はあっけなく・・・

2年?3年?そのくらい負け続けていた相手にようやく勝てたのだ。

 

「やっと勝てた・・・」

カツオは笑顔でそう言った。

 

 

試合後その子はカツオに「どのくらい練習してる?」って聞いてきたそうだ。

週6と答えるとその子は「そうか週6かぁ・・・」と。

その子は有名進学校に通っている。

中学になり勉強との両立の難しさや、おまけに移籍をしたばかりで精神的に落ち着いていないって事もあると思う。

腰を据えテニスだけをしているカツオに負けてしまうのは仕方ないと思ったようだった。

 

 

この1戦で気を良くし調子に乗ったカツオはこのあとの試合でもこの1戦以上に『誰ですか?』ってくらいノリノリのテニスを繰り広げ大物食いをもう1つしてのけたのだった。

 

いつか同じクラブの子に言われた事がある。

”カツオは調子付かせる前に潰してしまわないと”

※”潰す”とういうのは”勝つ”という意味※

 

調子付くと持っているもの以上の力を発揮することがある。

お調子者の特性なのだろう。

 

 

 

今回は大金星の試合についてだったが次回はカツオのこの夏、最低最悪の試合を書きたいと思う。

 

 

 

 

おわり

4 Comments

いち

「勝たせてあげたい」…そのお気持ちよくわかります。あれだけ頑張ってきて、そして、今これだけ頑張ってる。なんとかして勝たせてあげたい…
親として頑張ってる子供を見ると、本当にそう思いますよね。
うちがそう思うときは大体負けてますが…。
でも、大きな壁を乗り越えて良かったですね。

「攻めて決めきればいい」…カッコいいですね!もっともっと強くなって、いつかカツオ語録、という本が出たら買ってしまいそうです(笑)

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tonpari

いちさん

ずっと負け続けていて今回こそは!って意気込んでいる時はついついそう思ってしまいます。
たくさん練習してきているのは相手も同じって分かっているのですが
1回でいいから勝たせてあげてくれーって。
そして勝った時はこのまま2度と当たらず勝ち逃げしたいって(笑)
みんな親御さんは我が子がどんな思いで練習してきているのか見てきていますので
勝たせてあげたいって思ってきっと見ていますよね。

私はたまに負けてしまえって思って見ている事もありますが・・・

カツオ語録の本・・・
ほとんどが人の受け売りなので訴えられそうで怖いです(笑)

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かっちん

「ワクワクする」サイコーのモチベーションですね!
そういう気持ちでコートに入ることができるカツオ君、ものすごい羨ましいです。

うちは、終局に向かって1歩ずつ歩んでます。
これまでの悔を払拭するために、ただひたすら楽しむ!っていうモチベーションで試合に臨んで行くことでしょう^_^

息子にも、カツオ君の前向きな姿勢を見て、何か感じてもらいたいと思う今日この頃です^_^

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tonpari

かっちんさん

歳が上で強い子とする時は「ワクワクする」ってよく言います。
失うものがないので緊張とかはないのでしょうねー

終局って(笑)
楽しくやるテニスもテニスですよ〜
競技テニスだけがテニスではないですしね☆
息子さんが望む道でテニスを続ける事が一番いい事なのかと思います。

かっちんさん一旦、お疲れ様でした!
そしてまたこれからもサポート頑張りましょうー(^_^)

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